みんなで考える(ワークショップ)

市民の熱い想い   どこに生かされたの? そして完成

もちろん児童館ですので子供さんも交えたワークショップです。
見えないものを見つけるためには大切なことなのです。

ワークショップの要点

  1. ブレーンストーミングによる外部空問を主とした設計条件のまとめ
    • 交通安全に配慮して、どこから入ってどこに出るのが良いか(全体の動線計画を考える)
    • 見た目に楽しい児童館となるような建物の形を考えよう(建物の外観デザインを考える)
    • どんなところに配慮すれば、快適な過ごしやすい児童館になるか(環境設備を考える)
  2. シユミレーションによる内部空間を主とした設計条件のまとめ
    • ダッタラいいな自己紹介
    • 使い方シュミレーションゲーム
    • 建物内部のイメージをみんなで考えよう
  3. 考えることに飽きた子供達を対象に遊び体険コーナーで児童館の雰囲気を味わう

詳細

ブレーンストーミングによる外部空間を主とした設計条件のまとめ

ブレーンストーミングによるワークショッブの具体的進行手順

  1. アンケートの結果をグループテーマ別に整埋した結果を手元に配布しておく
  2. アンケートの結果や新提案も含めて自由討論(ムード作り)
  3. 出てきた結果の中から、賛同できるものから順次手元のポストイッに書き込みテーブル中央に貼っていく(項目つくり)
  4. 出てきた項目を大まかに分類する(同意義項目のグループ化)
  5. 同意義項目の中で、賛同の多い順に項目を並べ替える(重要項目の選別)
  6. グループでのまとめ
    • 設計条件に入れる項目捨てる項目の選出。設計案件に入れる項目をポストイットに書き込み、全体発表用のB紙に重要度の高いものから順次貼っていく
  7. 全体発表会(各グループ長が発表する)

グループテーマ

 

「まず、アンケートの結果を良く読んでから、考えましょう」
「そうしましよう、でも、こんなにまじめに考えるのいつ以来かな?」
「たぶん、受験の時以来じやない、結婚してからは初めてだと思うね。」
「それにしても暑い、ひょっとして38℃くらいあるんじやないの?」
「ヒノキ造りの家に住んでいる人は、頭が良くなるんだって、ほんとかしら?」
「どこかに、ヒノキ材を使いましょう。」
「そうしましょう。」
「ジュウタンもいいけど、ダニが心配だね。でも集会室iこは欲しいね」
「玄関ホールにはコルク材はどうかしら、それって弱いんじゃない?」
「そうかもね」

このようにして、アイディアは膨らんだり、しぽんだりしながらまとまっていく。

  1. 外部から見た目に楽しいデザイン(外部空間デザイン)
    1G:見た目に楽しい建物の形を考えよう(建物イメージ)

    (子供のイメージ)

    • まるいお屋根で
    • おおきな樹が生えていて
    • おおきな窓がいっぱいあって
    • きれいな色の建物がいい

    (大人のイメージ)

    • 天井は高く、窓は大きく
    • 開放感に満ちた
    • 幅広い年齢層に親しまれる
    • 一目で児童館とわかる見た目に楽しい
    • 特徴のある建物がいい

    2G:見た目に楽しいガーデニングを考えよう(含駐車スペース)

    • 遠くからでも、子供の姿が見えるような低い生垣が良い
    • 閉館後は用事のない人が中に入れないようにして欲しい
    • 子供が安心して遊べるように、砂場は犬猫の糞害に合わないような工夫が欲しい
    • 綺麗な花が一年中見られるようにして欲しい
    • 子供がはだしで遊べるような芝生が欲しい
  2. 交通安全対策(全体の導線計画)
    3G:交通安全に配慮してどこから入ってどこに出るのが良いか考えよう

 

 

 

こんな風車がいいな

「風車の音がうるさくないかしら?」
「夜使わないときは止めておけばいい。」
「台風の時はどうするの?」
「安全装置が付いていると思うよ。」
「これでどのくらいの電気が起こせるの?」
「300Wまでいろいろ使えるみたいよ。」

  1. 環境に優しい快適な過ごしやすい児童館にするための設備
    (子供達に夢を与えるような自然工ネルギーの有効利用を考えた環境設備)
    4G:人体に優しい環境設備を考えよう(内装材中心)

    • 床材:全館フローリングを基本にし、ジュウタンはアトピー性の子供に配慮して必要最小限の使用にして欲しい
    • 壁材:人体に悪影響を及ばすような、石綿(アスベスト)板、接着剤や壁紙の使用を止めて、人体に優しい、ヒノキなどを多く使用して、暖かな雰囲気を出して欲しい。
    • 材質:環境に配慮して、リサイクル材などを多く使用し、環境に優しい大宮児童館らしさがでるように工夫して欲しい

    5G:風と太陽エネルギーを利用した空調設備を考えよう(冷暖房、換気中心)

    21世紀のエネルギーの主カをなすであろう自然エネルギーをふんだんに取り入れて、未来を担う子供達に夢と感動を写えるような児童館にしよう。

    • 風エネルギーの利用:環境に優しい大官児童館のシンボルとして、自然エネルギーの代表である風力発電のための風車をつけよう。
      遠くから見ても、あれが大宮児童館であるとわかるように
    • 太陽エネルギーの利用:太陽電池(ソーラーパネル)を屋根にいっばい付けて、遊戯室から玄関ホールまで、冬でも子供達がはだしで遊びまわれるような床暖房をしよう。
      家にいるより児童館の方がいいなと、みんな児童館へ足を運んでもらえるように

    6G:自然雨水の有効利用方法を考えよう(給排水と防火中心)

シュミレーションによる内部空間を主とした設計条件のまとめ

シュミレーションゲームによるワークショップの具体的進行手順

  1. シュミレーションゲームに必要な資料、記入用紙などを手元に配布しておく
  2. こんな児童館がいいなと自己紹介カードに書いて、児童館への想いを込めて自己紹介
     
  3. 児童館の実態と児童館の設計の際配慮すべき事項について、ピデオをみながら学習する
     
    <説明内容の要点>

    • 管理上、建物は平屋建てで、事務室から全室が見渡せることが肝要である。
    • 遊戯室では同時に2つの遊びば不可能である。照明器具の安全件とメンテに工夫が必要、また天井高があるので、桁や梁などはホコリや遊具が乗っからない工夫が必要。
    • トイレは男女別に、換気も大切。洗面前の鏡からトイレの中が見えないように配慮する。
    • 図書室は明るく、リラックスできる空問であること。ジュウタン敷きが良い。
    • 集会室と児童クラプ室は隣接共用できること。ジュウタン敷きが良い。
    • 玄関ホールは冷水器、手洗い場、手荷物入れロッカーなどが必要。
  4. 使い方シユミレーションゲーム
    • 必要諸室の使い方を自由な発案で想像し、ぜひ実現したい項日を提案メモに書き込む。

     

    <シュミレーションゲームのまとめ>

    1. 事務室の隣に小さな和室があり、乳幼児の世話、職員の更衣室、医務室、相談室、体調不良の子供の休憩室など多目的に使用する。
    2. 遊戯室は板張りで、天井は高く、のびのびと遊ぶことのできるミニ体育館のようになっている。壁の低いところには落書きボードが、高いところにはバスケットゴールがあります。出入り口は大きな引き違い戸で、ホールや廊下に開放的につながっている。倉庫が隣接しています。照明器具や桁および梁などにバトミントンの羽根やポコリなどがたまらないように工夫がしてあります。
    3. 図書室はジュウタン張りで、子供達は自由に寝転がることもでき、リラックスできる場所です。壁には固定書だなが、中央には椅子型のクッションがあります。
    4. 玄関につながるホールは板張りで、天井が高く、明るくのびのびとしています。
    5. 玄関はバリヤフリーに配慮してあり、入りやすい構造になっています。
    6. 集会室はジュウタン張りで、遊具、教材などの収納スペース、来訪者の手荷物棚および作品展示スペースがあります。
    7. 砂場は犬猫の糞害防止装置が付いています。砂場の近くに足洗い場があります。
  5. グループでのまとめ
    • ぜひ実現したい項目を、必要諸室別に各グループでスピーディにまとめていく
       

  6. 建物のイメージを考える
    • 児童館のイメージを一言で表すとしたら、どんな言葉が浮かぶか、みんなで分かり合える言葉、雰囲気を表す言葉の例示資料の中から自分にヒットする言葉を選び合う
  7. 全体発表会(結果を書き込んだ全体発表用のB紙を便って各グループ長が発表する)

     

    1. オアシスのような
    2. 生き生きとした
    3. ぽかぽかとぬくもりのある環境に優しい大宮児童館


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