今まで豊明市の大宮学区には児童館が無く、ちょっと遠い隣の学区の児童館に行かなければならない状態でした。
区民は平成5年より大宮学区に児童館を建設して頂くよう市に陳情を続け、ついに平成10年、土地を取得して頂く事ができ翌11年には具体化に向けて、大宮児童館建設推進委員会が発足されました。
市長よりご提案のあった「環境」をキーワードにした「環境に優しいみんなでつく大宮児童館」をテーマにかかげ、委員会・住民の方々一体で、見学会、ワークショップなどの活動を通して、こんな児童館をつくってほしいという意見・要望等をまとめた、大宮児童館設計条件要望書が作成されました。
市民活動の履歴
- 市民参加活動代表グループ(大宮児童館建設椎進委員会)設立総会(平成11年5月)
- 大宮児童館建設推進委員会速絡綱会議(平成11年5月)
- 大宮児童館に関するアンケートの実施(平成11年6月2日?8日)
- 大宮児童館アンケート調査桔果報告会(平成11年6月)(約40名参加)
- 児童館はどんな建物でどんな利用方法があるか学ぶ会(平成11年6月)(約40名参加)
- 児童館てどんなところか見て歩〈会(平成11年6月)(約80名参加)
- 大宮児童館の設計条件を考える会(ワークショップ)(平成11年7月)(約130名参加)
- ブレーンストーミングによる外部空間を主とした設計条件のまとめ
<どのように考えがまとまったか、全体発表のまとめ>- 外部から見た目に楽しいデザイン(外部空間デザイン)
- 交通安全対策(全体の動線計画)
- 環境に優しい快適な過ごしやすい児童館にするための設備
(子供達に夢を与えるような自然エネルギーの脊効利用を考えた環境設備)
- シュミレーションによる内部空間を主とした設計条件のまとめ
- 主な配布資料
- こんな児童館がいいなと自己紹介カードに書いて、児童館への想いを込めて自己紹介
- 児童館の実態と児童館の設計の際配慮すべき事項を、ビデオを見ながら学習する
- 使い方シュミレーションゲーム
- グループでのまとめ
- 大宮児童館の設計条件を考える会(ワークショップ)の総まとめ
- ブレーンストーミングによる外部空間を主とした設計条件のまとめ
- 東海地区の学生による「環境に優しい大宮児童館競技設計(デザインコンベ)」(平成11年11月27日)
- 市民による、市民が考えた、[大宮児童館]の設計条件要望書手渡し式(同年11月27日)
市民による、市民が考えた、[大宮児童館]の設計条件
- 遠くから見ても児童館とわかるような、見た目に楽しい建物にして欲しい。特に、屋根の形と色に特徴を持たせて欲しい
- 環境に優しい児童館にするために、自然工ネルギーの使用や人体に優しい内装材を床、壁などに使用して欲しい
- ジュウタン、畳、等の床材に工夫が欲しい
- 壁材は人体に優しい材料を便用すること(特に、アレルギー体質の子供に配慮すること)
- 風と太陽エネルギーを利用した空調設備を設置すること(冷暖房、換気中心)
特に、風力発電、OMソーラは絶対設置すべきである。(子供達に自然環境と自然エネルギーの大切さを認識させる教育効果もおおいに期待できる)。 - 雨水の有効利用も考慮すべきである
- 建物内部空間は、安心してのびのびと遊べるスペースとゆったりと安らぎの得られるスペースを確保するために、以下のような点に配慮して欲しい。
- 玄関は、明るく広々とした感じが良い。また、バリヤフリーに配慮すること。
- 玄関に続くホールは子供が一輸車などで遊ぶので、できる限り広くとって欲しい。
- 遊戯室は最低10Mの長さを確保して欲しい。
- 事務所から全ての部屋が見通せることが必要である。
- 建物外部空間は、子供の安全性に重点を置いて、以下のような点に配慮して欲しい。
- 生垣は、遠くからでも子供の姿が見える位に背支を低くして欲しい。
- 砂場は、犬猫の糞害を受けやすいので、使用しない時にはカバーが掛けられるような工夫が欲しい。
- 敷地の角に、シンボルツリーになる樹が欲しい。
- 児童館の出入り口は、子供の飛ひ出しを防ぐために、位置に工夫して欲しい。
- 交通安全に万全をきし、横断歩道橋か横断歩道を設置して欲しい。
- 駐車場は、6〜7台駐車できるようにして欲しい。
こうした市民の児童館に対する熱い想いを受けて設計に着手することになります。
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