このプロジェクトは、約12年間地域住民に親しまれてきたJA豊田市Aコープ猿投支店を改造し、デイサービスセンターいさと苑として生まれ変わろうというものです。
用途が変わっても地域に親しまれるような建物を目指しました。
店舗からデイサービスセンターへ
既設店舗の構造体のみを残し、デイサービスセンターに改造した。
そのため、既設店舗部分には柱のない空間が確保されており、これを最大限利用することを考えた。
ただ広いスペース広く確保するだけでは居住空間としての落ち着きやまとまりを創り出すことは出来ないと考え、まず全体をご老人とスタッフが楽しく集う広場としてイメージした。
そして中央部にはエレベーターとトイレを配置して回遊できるプランとし、天井形状の工夫、喫茶コーナーや木製デッキ、畳コーナーの設置など空間に変化を与えた。
これによりさえぎりのないいくつかの空間が創り出され、デイサービス定員が最大の50名となっても、グループごとに分かれサービスを受ける事も可能なプランとなった。
また、固定した間仕切りは極力なくし将来の可変に耐え得るだけでなく、さまざまな使い方ができる仕組みとなっている。
建築主 | 社会福祉法人みのり福祉会 |
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所在地 | 愛知県豊田市 |
延べ面積 | 1,390.44㎡ |
構造・規模 | 鉄骨造 2階建て |