見晴らしのよい高台にあるこの建物は、新型特養とよばれるユニットケア方式の特別養護老人ホームです。
10吊前後の小さな生活空間(ユニット)を、生活の基本単位とし、家庭的な雰囲気を大切にしました。
それぞれのユニットから一歩外へ出ると、そこはまるで小さな街であるかのように、建物全体が構成され、また各階ごとにデザインテーマを持つ事により、懐かしさと新しさをあわせもった変化に富んだ空間となっています。
また、ディテール、椊栽計画などの工夫や、一部に回想法(※)を取り入れるなど、日常生活が”暮らし”となるようデザインしました。
※昔懐かしい生活用などを用いてかつて経験した事を楽しみながら皆で語り合うことによって、いきいきした自分を取り戻そうとする心理の療法
2F一般浴室 先頭をイメージした浴室。 脱衣場には番台もある。 |
2Fホール 床には土舗装 みちばたには、お地蔵さん |
建築主 | 社会福祉法人椎の木福祉会 |
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所在地 | 愛知県半田市 |
定員 | 特別養護老人ホーム-90名 ショートステイ-10名 デイサービスセンター-25名 |
延べ面積 | 5,399.41m2 |
鉄筋コンクリート造 | 5階建 |